ヴィオラートのアトリエ　～グラムナートの錬金術士２～

　『グラムナートの錬金術士』シリーズの魅力は、なんといってもその奥深い調合システムにあります。『ヴィオラートのアトリエ』では『ユーディーのアトリエ』の調合システムをよりわかりやすく進化させた上で、アイテムの種類も約１.５倍の１５０種類に増加しました。その中には、『ザールブルグの錬金術士』シリーズにも登場した懐かしい名前もあります。
　また、ただアイテムを調合するだけでなく、つくったアイテムを冒険に、戦闘に、そして今回の目玉であるお店の商品としてどんどん活用することができる点でも、前作から大きくパワーアップしています。

■アイテム効果と従属効果

■アイテムを役立てよう

■施設を設置しよう

アイテム効果＋従属効果で千差万別のアイテムを

　「ヴィオラートのアトリエ」に登場するアイテムはすべて、アイテム個別に存在するアイテム効果と、調合で遺伝していく従属効果をもっています。

　アイテム効果とは、下の表にしめしたような、各アイテムごとに持つことのできる能力のことです。

マメのスープ	ＨＰ回復・小	ＬＰ回復・微	？？？
祝福のワイン	割と酔う	ＨＰ回復大	？？？
雨雲の石	雨になりやすい	どしゃ降りを呼ぶ	？？？
トラウアタロット	落石カードを呼ぶ	商人カードを呼ぶ	？？？

　このアイテム効果は、元となる材料により異なってくるので、同じ見た目のアイテムでも異なる能力を持ったアイテムが生まれるという仕組みになっています。

　それに対し従属効果は
　「範囲を広く＋１」「安物＋１」「活きがいい」などといった追加能力で、材料のアイテムから遺伝していきます。

　この２つの効果を組み合わせることで、
　安物で、活きがいい（＝戦闘中勝手にとびだす）、割と酔う、ＨＰを大きく回復させる祝福のワイン
　範囲が広くて、毒の効果をあたえる、小ダメージのウニ

　など、個別のさまざまな特徴をもったアイテムができあがります。

見た目は同じアイテムでも…?


こちらは｢毒を与え｣、｢LPダメージ・小｣を与えるアイテム効果をもっています。		｢酔いを与え｣、｢LPダメージ・中｣を与えるアイテム効果があります。｢腐りにくい+1｣という従属効果もついています。

調合したアイテムは、冒険に、お店にどんどん活用しよう！

　調合で創り出したアイテムの多くは、ヴィオラートの冒険をサポートする便利な能力や、商品としてお客さんの目をひきつける希少価値をそなえています。アイテムの能力や価値をよく理解し、活用することはヴィオが目的を達成するために非常に重要です。逆にいえば、すぐれたアイテムをフル活用することで初めて『ヴィオラートのアトリエ』の広大な世界を知ることができるともいえるでしょう。

ヴィオの冒険をサポートするアウトドア・アイテム

フライング・ボード


ぴこぴこ羽ばたく羽根がついています。ということは材料は…？		水の上でもひとっとび。

　オープニングムービーでヴィオが乗っている、かっこよく空が飛べるアイテム。運河の国と呼ばれるカナーラント王国では、いたるところで“飛ぶ”必要が出てくるので超重要！

エアドロップ


見た目は普通のアメのようです。		水に行く手をさえぎられてしまいました。こんな時こそ…。

『リリーのアトリエ』にも登場した、なめると中に入っている気泡から空気が溢れ出てくるアメ。なめ続けていれば水の中でも平気です。ということは水辺で使えば…。

妖精さんの道標


ものの見事にただの棒。		大きな矢印で出口の方向を指し示してくれます。わかりやすい。

　『ヘルミーナとクルス』からの登場。一見ただの棒ですが、採取地で使うと出入り口までの最短ルートを教えてくれるという優れもののアイテム。冒険のお供に、ぜひ。

戦闘で活躍！強力な武器アイテム

テラフラム


爆弾というより、もはや投げる火薬庫。		味方までまきぞえにしないために、｢範囲を狭く｣の従属効果をつけましょう。

　『エリーのアトリエ』に登場した伝説の究極破壊兵器が再登場！威力は相変わらず絶大なのだが、その分攻撃範囲が広すぎて味方までダメージを受けてしまう。従属効果で範囲を抑えて使おう。

ヘルフェンダイス

たる


戦闘中に使う、一種の爆弾。ダイスの目によってダメージが可変する、バクチ系攻撃アイテム。		シリーズおなじみの「たる」が、ついに自分で創れるようになりました。敵に投げつければ武器になる…かな？

目玉商品確実！珍品＆希少アイテム

妖精さん人形


おなじみ妖精さんの人形。かわいい。		かわいいので、お店の商品を全部人形にしてみました。

おなじみ妖精さんの人形。アイテムとしての特殊な効果はないが、もっと重要なのは見ていると心がなごむこの姿！癒し系アイテムとして、人気商品間違いなし！？ちなみにガストショップでもお求めいただけます。

竜の舌


ふたまたに別れた巨大な舌。きもちわるい。		当然ながら、竜を倒さないと手に入りません。でもあまり無理はしないほうが・・。

　ドラゴンの舌。アトリエシリーズではおなじみのアイテムで、錬金術の極みに達した者でなくては創れないあるアイテムの材料になる。やっぱりドラゴンを倒すと手に入る…！

アントヴォルト箱

デニッシュ


持っていると、いつでもどこでも、よく分からないネタをしゃべる箱。しゃべる内容は元の材料の違いで「愚痴」になったり「くどき文句」になったりする。		ユーディーにも登場したパン。食料品系アイテムは商品として扱いやすく、また回復アイテムとしても重宝します。

工房内に設置できるさまざまな施設

　前作『ユーディーのアトリエ』から登場した、「溶鉱炉」や「氷室」といった特殊な施設。前作では各街に存在していたこの施設ですが、今作ではアトリエの中に好きなように設置ができるようになりました。
　ゲームを進め、さまざまなイベントをこなすことで、施設の設置が可能になります。登場する施設の一部をご紹介しましょう。

施設の設置は『ポイント』内で

　それぞれの施設には「施設ポイント」と呼ばれる数値設定されていて、たとえば「溶鉱炉」なら２０ポイント、「氷室」なら２０ポイント、コンテナなら1コンテナあたり１ポイントとなっています。
ヴィオラートの工房に設置できる「施設ポイント」の合計は３０ポイントまでと定められていますから、この範囲内で施設を設置しなければいけません（２０＋２０＝４０となってしまうので、溶鉱炉と氷室は一緒に設置できないということです。）
　自分に必要な施設を判断して効率よく設置しましょう。

コンテナ（１ポイント）

家庭菜園（８ポイント）


工房２階のこの箱がコンテナ。現在は限界値最大の６２０個まで格納できるようになった状態です。		家庭菜園を設置すると２階が畑に。今まであったヴィオとバルテルの部屋は撤去。

　採取したアイテムや、調合で作り出したアイテムを格納しておけます。１コンテナあたり２０個のアイテムを入れることができ、コンテナの量を増やすとその格納数量も増えていきます。

　工房２階に設置される小さな畑。手に入れた「なにかの種」を植えることで、さまざまな農作物を収穫することが可能。世話をすることで、よりいい出来の作物が実るので、こまめに見にいきましょう。

氷室（２０ポイント）

溶鉱炉（２０ポイント）


床に設置されているのが氷室。１００個までアイテムを入れておくことができます。		工房の奥にあるのが溶鉱炉。さわるとあつい。

　この氷室に入れておけば、アイテムが経年変化しなくなります。パンなどを何年も置いておいても腐ったりしません。食材などの生ものを使う場合は必須となる施設です。

鉱石類を溶かし「インゴット」作成することができます。さらに「インゴット」から、武器防具類を作成することも可能です。強力な武器の精製には不可欠の施設といえます。