【前回までのあらすじ】
イリス開発も大詰めにさしかかり、開発日誌の締め切りをついに破ってしまったガスト・増田は「印刷所があと2時間で閉まってしまう!ああっもうだめだ、真っ白いページの本誌が店頭に並ぶことになるんだ!」などというクラシカル&ティピカルな漫画雑誌編集者の泣き言を想起しつつも「そんなん見たことねえよ>真っ白いページの本誌」などと不遜な突っ込みを入れてはほくそ笑むのだった。
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すみません…遂に更新が丸一日遅れとなってしまいました「開発日誌日々平穏」。
開発も佳境にいたり、ちょっとばたばたで、本当、申し訳ない!
さて遂に第二報がUPしました「イリスのアトリエ エターナルマナ」特設ページ。新キャラや新システムなどなど大量に情報が公開されましたが、皆さんご覧いただけたでしょうか?
今、私も何度もプレイしているのですが、従来アトリエシリーズのテイストと新しい要素がうまく混ざり合って、非常にプレイしやすいゲームになっているというのが感想です。画面動画とかオープニングムービーとかも、そろそろ公開できるようになるかと思いますので、お楽しみに─。
と業務連絡は以上で、この頃のガスト社員の様子はというと…
夕方、正確には18:30から19:30の間に急ぎ足で姿を消す社員が多数出現。しばらくすると戻ってくるので問題はないのですが、こう毎日定期的だと、ちょっと気になります。で、ある社員を捕まえ、問いただしてみたところ「タ、タイムサービスだからです…」との答え。
ガストの目と鼻の先、というか向かいにデパートがあるのですが、その地下の惣菜コーナーは閉店間際のこの時間、惣菜とか弁当とかが半額になるそうで。
うまくすれば4、500円で腹いっぱい、胸いっぱい、十分なほどの食料が手に入る─、深夜までの作業のエネルギー補充、というか単に晩飯を買いにみな走る、という状況だったようです。
んで、自分もちょっと行ってみたのですが、そこは…戦場でした。
並んでいる惣菜に半額のシールが貼られると、そこに群がるように出される手、手、手。主婦と思われる方々が大半ですが、オバ様方、お姉さん方が集まり、それがワッと引いたかと思ったら、先ほどまであった惣菜が全部なくなっている。そんな光景がが地下フロアの、そこここで繰り広げられていました。
見たことのないスピードでフロアを駆ける年配の女性、半額札が貼られるのを獲物を見据えるチーターのようにジッと待つお姉さん、そして声を張り上げサービス開始を訴える店員…。
不定期な生活からか、夕方時にスーパーやデパートに行ったことがなかった自分にとって、このような光景は未知の世界。結局、ひとつも買えずにトボトボと戻ってきてしまいました。
バーゲン時とかの女性のバイタリティーは知っていましたが、改めてスゴイなあと(いや、嫌味でもなんでもないですよ)。
女性は“自分が必要とすること”に対して向き合うパワーが男性に比べ強い、そのなかでも“(コミュニティーなどで)自分が必要とされる場合”に関して発するパワーが非常に強いと聞いたことがあります。
この惣菜コーナーやバーゲンなどで発せられる、主婦の方々のバイタリティは“家庭で必要とされている、私が台所を握っている”そんな責任感から発せられるものなのかもしれません。
家庭の財布の紐を握るものとして、ある意味すごく必然のあるパワーであって、一人男のちょっとした晩飯の買い物と、家庭の明日を支えるための買い物とでは、根本的な向き合い方が違う。これは負けて当然だなあ…と。
結局近くのコンビニで買った弁当をちょこちょこと食べながら、そんなことを本気で思った次第でした。
…そういえば、ガストの皆は、あの戦場の中でちゃんと欲しいものを買えているのでしょうか?それがちょっと心配だったり。
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今日は、なんとか買えました…。 |
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